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分配金利回りと国債利回りの関係

 

 

目次

 

 

分配金利回りと国債利回りの関係

 

Jリートは運営上常に銀行からある程度の割合で借金している状態なので、その分金利負担の大小により利益にも違いが出てきます。

 

 

物件の価格が上昇して、物件自体の収益性は低くなっても、借り入れ金利が低下した場合は、分配金が増えることもあれば、その逆もあります。

 

 

よって、Jリートの分配金利回りと10年国債利回りとの差も投資判断をする際の材料のひとつになります。

 

 

この差を一般的に「スプレッド」と呼ばれているもので、投資家が参考にしている数値、データになります。

 

 

 

分配金利回りと10年国債利回りにおけるスプレッドの考え方
日付 スプレッド

分配金

平均利回り

国債利回り

2016年12月

3.595%

3.67%

0.075%

2016年11月

3.62%

3.65%

0.03%

2016年10月

3.65%

3.60%

-0.05%

 

※国債の利回り=10年国債利回り

 

スプレッドのひとつの目安は3.0%といわれており、このラインを下回ってくると高値警戒感が出やすく、上回ると資金が流入しやすいです。

 

ポイント

  • スプレッドが3%を切ると、高値警戒感
  • スプレッドが3%を超えるとJリートへ資金が流入しやすい

 

 

 

2016年12月現在のスプレッドは3.595%

 

リートへの資金が流入しやすい場面と言えます。


 

 

 

【例】
10年国債利回りが上昇した場合において、分配金利回りが変わらなければ、スプレッドが縮小することになるので売られやすくなり、10年国債利回りが変わらない状況で分配金が上昇すれば、スプレッドが拡大するため買われやすくなります。

 

 

このように、スプレッドは分配金利回りと国債利回りの変動によって決まるので、この2つの指標と、その関係性に注目して下さい。

 

 

世界情勢や経済状況によってスプレッドの目安が変わることはあると思いますが、より的確な投資判断をする上で役に立ちますので、参考にして下さい。

 

 

スプレッドを投資口価格の下値や上値の目安に使うことも可能です。

 

 

売買のタイミングを考える時に、「Jリート」の現況評価をスプレッドという視点から分析・検証してみるのも良いと思います。

 

 

株式の配当利回りと分配金利回りの関係

 

東証一部の株式の平均利回りは1.70%
Jリートの分配金平均利回りは3.6%

 

一般的に言われているのが、株と比べてJリートの分配金の利回りが高いため、少しでも収益性の高い運用先を求める資金が流入するという事。

 

 

日付

Jリート

分配金

東証一部株式

配当利回り

2016年12月

3.6%

1.66%

1.94%

 

※ 東証一部の平均配当利回りは日本経済新聞の国内の株式指標のデータを参考。

 

国内の株式指標のデータ

 

 

Jリート利回り-東証一部配当利回り=差

 

  1. この差が開くとJリートへの資金が流入
  2. この差が縮小するとJリートへの資金が流出

 

今後の動向にも注視して下さい。

 

利回りの差によって市場の資金の動きにも変わる可能性もあります。